別れた頃の思い出話

10数日だけ俺とリナは離れていたわけだけど、
その頃の思い出をいろいろと話していた。

・・・別れた頃、
俺は「リナ離れしやすいように」と
「リナに俺の大切さを気付かせるために」って二つの効果を期待して、
全くメールしないように、少しでも連絡を避けるようにしていた時があった。

リナが「やっぱ●●●が好きなんや。●●●が大切なんや。」って気付いたのは、そんな時らしい。

一通も俺からのメールが来ない。

そんな事実がどうしようもなく寂しくて、
別れてしまったって現実をつきつけられた気分になったらしい。

別れる前は、♂とのメールを禁止していたから、
別れた事で♂のアドレスとかも戻ってきて
そいつらとメールするんだけど、
誰とメールしようが満たされない気分だった。
って内容のことを言っていた。

・・・戻ってきてくれて良かったなぁ。

あの頃の俺は別れたショックで全く元気がなくて、
ゾンビみたいだったけど、リナもそうだったらしい。

リナも俺みたいに何に対してもやる気が出なくて、
毎日がつまらなくて、ただ過ぎていってるって感じやったらしい。

リナのお母さんから、「毎日つまらなさそうにしてるよ」と聞いたことはあったけど、
リナの口からその事聞いて・・・やっぱ嬉しかったかな？

まぁ、もう別れたくないって意識はお互い持ってると思う。

大事にしてやらないとな。